
日清工業は、金属やセラミックスなどの加工ワークの平行二面を同時に、そして一瞬で研削する、“両頭平面研削盤”を設計・製造する工作機械メーカーです。
あらゆるものに使用されるベアリング、内燃機関に欠くこと出来ないピストンリング、自動車やオートバイの安全走行を支えるブレーキディスク、ハイブリッド車の駆動モーターやCT/MRIなどの医療機器に使われる希土類磁石、パソコンやスマートフォンなどに使われる電子部品など、これらの量産加工には、高精度で高能率な”両面研削加工”はなくてはならない加工技術です。
人口2万人の富山県八尾町で製造された当社の両頭平面研削盤は、今やその60%以上が海外へ輸出されており、現在、27か国で使用されております。グローバルニッチ向けの精密研削盤ですが、その中でも特に大型の立型両頭平面研削盤においては世界トップシェアを有しております。
当社は完全受注生産方式を取っております。受注機毎に設計、電機、組立の担当者を割り当てます。設計から製造までを行う一貫メーカーですので、エンジニア達は一連の流れを経験し、問題を共有しながら、エンジニアとしての研鑽を積み、一人の立派な技術者へと成長して行きます。
当社は2018年に創立40周年を迎えることが出来ました。日本における両頭平面研削盤メーカーとしては遅いスタートでしたが、40年の時を経て、世界トップレベルで戦って行ける技術集団となりました。この業界は世界でも十指に満たないメーカーで競合するニッチな世界ですが、独自技術による業界随一の機械剛性と匠の仕上師により一つ一つ手仕上げされた高精度な主軸スピンドルが生み出す世界最高レベルの加工精度により、一度採用頂いたお客様には80%以上の高いリピート率を誇っております。
これから就職を迎える学生の皆さんには色々な職業の選択肢が有り、大変悩まれることと思います。ご家族の意見、希望も色々とあると思います。安心を求めて大手企業や公務員を志向するも良いでしょう。一方で、私共の様な世界に通用する“モノ作り”に興味が有れば、一度、弊社の工場を是非見学して頂きたいと思います。貴方が係わった機械が世界中で使われているのを想像してみてください。ワクワクして来ませんか? 富山県の小さな町から世界へ挑戦してみたい、そういう元気な若者を私共は求めております。
代表取締役 田川 政俊